
「その場では落ち着くのに、現実の場面に戻ると元に戻ってしまう」
傾聴を大切にしてきた支援者ほど、この壁にぶつかることがあるのではないでしょうか。
今回は、エムレス(EmRes®)施術士養成講座のモジュール1を受講された(現在はすべてのモジュールを受講されています)、スクールカウンセラー・公認心理師の新崎綾子さんから感想をいただきました。
心理職として学んでこられたからこその視点が率直に書かれていますので、同じもどかしさを感じている方の参考になればと思いご紹介させていただきます。
受講された方の声:新崎綾子さん(スクールカウンセラー/公認心理師)
小学校教員として特別支援教育コーディネーターを務め、公認心理師の資格も取得する中で、多くの保護者や先生方の困りごとに寄り添ってきました。
カウンセリングによる傾聴を通して、「話を聞いてもらってスッキリした」「分かってもらえて気持ちが落ち着いた」と言っていただくことは、もちろん大切な支援の一つです。
しかし、その場では気持ちが落ち着いても、現実の場面に戻ると、また同じ悩みについて繰り返し考えたり、同じ状況でつらい感情や身体反応がよみがえったりする方も少なくありませんでした。傾聴や認知への働きかけだけでは、なかなか変化につながらないケースもあることに、支援者としてもどかしさを感じていました。
そのような中で出会ったのが、「感情は身体反応からつくられる」という考えに基づいた『感情解決メソッド・エムレス』です。
私自身、心理学を学んできたからこそ、初めは「本当に短時間で感情が変化するのだろうか」という疑問もありました。しかし、実際に体験してみると、出来事の記憶は残っているのに、それに伴っていた強い感情や身体反応が和らいでいることに驚きました。
さらに、エムレスを学んでセッションを重ねる中で、長年抱えてきた悩みや、頭では理解していても変えられなかった反応に、変化が生まれる場面を何度も目の当たりにしました。
エムレスは、相談者のお話を詳しく掘り下げたり、無理に言葉にしてもらったりする必要がありません。支援者が答えを与えるのではなく、その方自身が身体に起きている反応に丁寧に意識を向けることで、感情が自然に変化していくところに大きな特徴があると感じています。
もちろん、エムレスがすべての心理的・医学的支援に代わるものではありません。しかし、傾聴や心理教育、医療的な支援など、それぞれの専門性を大切にしながら活用できる、新しい選択肢の一つになり得ると思っています。
人の心や身体に関わるセラピスト、トレーナー、医療従事者の方々にこそ、まずはご自身でエムレスを体験していただきたいです。知識として理解するだけではなく、感情と身体反応の変化を実感することで、これまでとは違った角度から目の前の方を支える可能性が見えてくるのではないかと思います。
樋渡からのコメント
新崎さん、貴重な感想をありがとうございました。
「その場では気持ちが落ち着いても、現実の場面に戻ると同じ感情がよみがえる」
これは、傾聴を大切にされてきた方ほど突き当たる壁だと思います。
心にいくら働きかけても変わらないのは、力量の問題ではありません。
感情は心ではなく身体が作っているからです。
新崎さんが書かれている「出来事の記憶は残っているのに、感情と身体反応が和らいでいる」という体験は、まさにエムレスが扱っていることになります。
この感想から見える、エムレスが専門家に選ばれる3つの理由
新崎さんの言葉には、エムレスの特徴がよく表れています。
3つに分けてご紹介します。
1. 掘り下げない。言葉にしてもらう必要もない
従来の多くの手法は、原因を探り、言語化することを前提にしています。
しかしそのプロセス自体が、クライアントにも支援者にも負担になることがあります。
エムレスでは原因を追いません。今、胸の締めつけや胃のざわつきとして起きている身体の感覚に、意識を向けていきます。
2. 記憶は残るのに、感情と身体の反応だけが変わる
「出来事の記憶は残っているのに、それに伴っていた強い感情や身体反応が和らいでいる」
この、記憶と感情が切り離されていく感覚は、体験して初めて腑に落ちる部分です。
心理学を学ばれてきた方ほど最初は疑問を持たれますが、だからこそ実感されたときの納得も深くなります。
身体が反応しなければ、感情にはならないということを体感されていると思います。
3. 今の専門性を、手放さなくていい
エムレスは、傾聴やカウンセリング、認知へのアプローチ、医療を否定するものではありません。
新崎さんが「それぞれの専門性を大切にしながら活用できる、新しい選択肢の一つ」と書かれている通り、既存の手法に足して使えます。
今できることを、捨てる必要はありません。
プラスアルファとして取り入れていくことができます。
まずは、ご自身で体験してください
新崎さんが最後に書かれている通り、エムレスは知識として理解するだけでは伝わりにくいものです。
感情と身体の変化をご自身で実感していただくところから始まります。
セラピスト、トレーナー、医療従事者、教育や福祉の現場で人と関わる方。今の手法に手詰まりを感じている方こそ、一度体験してみてください。
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