
このシリーズでは、人間関係で疲れやすい原因(第1回)、一般的な対処法が効かない理由(第2回)、そして身体に気づくことの大切さ(第3回)をお伝えしてきました。
最終回となる今回は、「では実際にどうすれば変わるのか」というところまで踏み込みます。身体が覚えてしまった記憶を変えるとは、具体的にどういうことなのか。エムレスのセッションで何が起きるのかをお伝えします。
📋 この記事でわかること
① 身体が覚えてしまった記憶を「変える」とはどういうことか
② エムレスのセッションで実際に何をするのか
③ 身体の記憶が変わると日常がどう変わるか
④ エムレスが向いている人・向いていない人
「身体が覚えた記憶を変える」とはどういうことか
第1回でお伝えしたとおり、人間関係で疲れやすい状態の正体は、脳の扁桃体が「この人と会うと何か嫌なことが起きるかもしれない」と自動的に判断し、胸の締めつけや胃のざわつきとして現れる——身体が覚えてしまった記憶です。
この反応は意識より速く動くため、「気にしないようにしよう」と思っても変えられません。では、どうすれば変わるのか。
答えは、その反応が起きているときに、身体の感覚にそっと意識を向けることです。
脳と身体には、感覚に意識を向けて変化を待つことで、身体が覚えてしまった記憶を自然に更新していく仕組みがあります。頭で考えて変えようとするのではなく、身体の感覚から変化を起こす——エムレスはこの仕組みを体系化したメソッドです。
エムレスのセッションで、実際に何をするのか
エムレスのセッションでは、実際に人間関係でストレスを感じた状況のことを思い出してもらい、その時のことを簡単に話してもらいます。
そうすると上手く感情の処理ができていない場合には、その時に感じたのと同じ感情を感じます。(イライラした時のことを話をするとまたイライラできますよね)
そのときに身体のどこかに出ている感覚——胸のざわざわ、肩の緊張、胃の締まりなど——にそっと意識を向けます。抑えようとしない。分析しない。ただ感じて、変化を待つ。
それだけです。
ポイントは、過去のつらい体験を詳しく話す必要がないことです。「なぜそうなったか」という原因を掘り下げなくても、身体の感覚に意識を向けるだけで変化が起きます。頭ではなく、身体から変えていくアプローチです。
身体の記憶が変わると、日常がどう変わるか
身体が覚えてしまった記憶が変わると、同じ状況でも胸のざわつきや肩の緊張の強さが変わります。これは「気にしないようになった」とは違います。意識して我慢しているわけではなく、そもそも身体が反応しにくくなるのです。

身体の記憶が変わる前
・人と会う前からざわざわする
・会話中ずっと気を使い続ける
・会話が終わってもなかなか回復しない
・翌日まで疲れが残る
・「あの発言、大丈夫だったかな」が止まらない
身体の記憶が変わった後
・同じ状況でも身体の緊張が起きにくい
・会話に集中できるようになる
・会話が終わったあとの消耗が減る
・回復が早くなる
・頭の中のループが起きにくくなる
性格が変わるわけではありません。感受性が鈍くなるわけでもありません。ただ、身体が以前ほど強く反応しなくなる——心臓のドキドキや胸の締めつけが起きにくくなる——その変化が、人間関係への向き合い方を自然に変えていきます。
エムレスが向いている人
エムレスは、次のような方に特に向いています。
・カウンセリングや認知行動療法を試したが、根本的に変わった実感がない
・「頭では分かっているのに、身体が反応してしまう」という経験がある
・過去のつらい体験を繰り返し話すことに疲れている
・薬に頼らず、自分の身体から変えていきたい
・人間関係の疲れが、仕事や家庭にも影響してきている
逆に、「ただ話を聞いてほしい」「現状を整理したい」という段階であれば、まずはカウンセリングや相談から始める方が合っているかもしれません。エムレスは、変化を起こすための実践的なアプローチです。
まとめ:このシリーズを通じて伝えたかったこと
4回にわたってお伝えしてきたことを、最後に整理します。
人間関係で疲れやすいのは、性格でも繊細さでも意志の弱さでもありません。身体が覚えてしまった記憶によるものです。だから、頭で「気にしないようにしよう」と努力しても変わりにくい。変えるべきは感情ではなく、感情が生まれる前の——身体が覚えてしまった記憶です。
そして身体が覚えてしまった記憶は、変えていける可能性があります。「ずっとこういう自分なんだ」と諦める必要はありません。
もし「自分の場合はどうなんだろう」と気になった方は、まず無料相談でお話を聞かせてください。
※効果には個人差があります。
📚 このシリーズの記事一覧
第1回:人間関係で疲れる本当の理由(原因編)
第2回:一般的な対処法が効かない理由とエムレスの違い(比較編)
第3回:考えるほど疲れる理由と、身体に意識を向けることの効果(気づき編)
▶ 第4回:身体が覚えた記憶が変わると、人間関係が変わる(解決編)← 今この記事
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樋渡 旭(Hiwatari Akira)
EHI認定エムレス(EmRes®)インストラクター/施術士
現役パーソナルトレーナー。「身体と感情の両方を扱える専門家」として、パニック障害・不安障害・HSPによる生きづらさなど300名以上のサポートを行う。
東京・千代田区(半蔵門・麹町駅徒歩4分)/オンライン全国対応



