あがり症は完璧主義のせいじゃない|失敗の記憶が身体に残っている

「うまくやらなきゃ」と思えば思うほど、身体が固まる。

声が震える。心臓がドキドキする。頭が真っ白になる。

そういう経験、ありませんか?

「自分は完璧主義だから、プレッシャーに弱いんだ」
「もっとメンタルを強くしなきゃ」

そう思って、ポジティブ思考を練習したり、自信をつけようとしたり。

でも、どれだけ心に働きかけても、いざ本番になると身体が同じように反応してしまう。

それ、当然なんです。

なぜかというと、あがり症の原因は「完璧主義という性格」でも「メンタルの弱さ」でもないから。

感情は身体が作っています。

心をいくら変えようとしても変わらないのは、アプローチの方向が違うんです。


「うまくやらなきゃ」と思うほど緊張する、あの感覚

発表の直前。面接の待合室。大事な会議の冒頭。

「落ち着こう」「大丈夫」と自分に言い聞かせるほど、胸の締めつけがきつくなる。

手のひらに汗をかく。声が上ずる。

「なんでこんなに緊張するんだろう」と思いながら、また次の場面でも同じことが繰り返される。

これ、性格の問題じゃありません。

身体が「過去に失敗したときの記憶」を覚えてしまっているんです。


完璧主義とあがり症の関係——でも原因は性格じゃない

確かに、完璧主義の人はあがり症になりやすい傾向があります。

「完璧にやらなければ」という思いが強いほど、失敗への恐怖も大きくなるから。

でもここで一つ、大事なことを知ってほしいんです。

完璧主義はあがり症の「きっかけ」にはなるかもしれない。でも「原因」ではありません。

本当の原因は、過去に経験した「うまくいかなかった場面」が、身体の記憶として残ってしまっていること

昔、人前で発表して笑われた。
試験で頭が真っ白になって恥をかいた。
大事な場面で声が震えて、うまく話せなかった。

そのとき身体が感じた「胃のざわつき」「胸の締めつけ」「心臓のドキドキ」——その感覚ごと、身体が記憶しているんです。

だから「完璧主義をやめよう」と思っても、「自信を持とう」と心がけても、身体の反応は変わらない。

心ではなく、身体が動いているから。


失敗の記憶が身体に残っている

感情の発生順序を、多くの人が逆に思い込んでいます。

「緊張した気持ちが → 身体の反応を生む」

でも実際はこうです。

「出来事」→「身体が先に反応する」→「感情として感じる」

つまり、「怖い」と思ったから心臓がドキドキするのではなく、心臓がドキドキするから「怖い」と感じる。

身体が先に動いているんです。この仕組みについては、扁桃体と感情のメカニズムの記事でも詳しく解説しています。

そして身体は、過去に「この状況は危険だった」と記憶した場面と似た状況に近づくと、自動的に同じ反応を起動させます。

人前に立つ → 身体が「あの失敗」を思い出す → 胸が締めつけられる → 心臓がドキドキする → 「やっぱり緊張してしまった」

これがあがり症の本当のメカニズムです。

意識の力でコントロールしようとしても難しいのは、意識より先に、身体が反応しているから。


だから「意識を変えよう」では変わらない

「ポジティブに考えよう」
「自分を信じよう」
「深呼吸して落ち着こう」

こういったアプローチが効きにくい理由が、ここにあります。

深呼吸は、一時的に神経を落ち着かせることはできます。でも身体が覚えてしまった記憶そのものには、何も触れていない。

だから、また同じ場面で同じように反応してしまう。

「頑張ったのに変わらない」「自分はどうしようもない」

そう感じてしまうのは、あなたの努力が足りなかったからじゃありません。アプローチの方向が違っただけです。

なぜ一般的な方法が効きにくいのか、さらに詳しくはあがり症に効くと言われる方法を試したのに変わらなかった理由もあわせてご覧ください。


身体が覚えてしまった記憶を解除する

では、どうすればいいのか。

答えはシンプルです。

身体が覚えてしまった記憶に、直接アプローチする。

心に働きかけるのではなく、身体に働きかける。

感情が生まれるプロセスの根っこ——身体の反応そのものを変えていくことで、同じ場面に立っても、もう自動的には反応しなくなる。

緊張が「ゼロになる」というより、「身体が過剰に反応しなくなる」イメージです。

EmRes(エムレス)は、この「身体が覚えてしまった記憶」に直接働きかけるメソッドです。

過去の失敗体験に紐づいた身体の感覚——胸の締めつけ、胃のざわつき、心臓のドキドキ——そこにアプローチすることで、繰り返してきた反応のサイクルを手放していきます。

あがり症が何年たっても治らない仕組みについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。


まとめ

あがり症で悩んでいる方に、伝えたいことがあります。

それはあなたの性格のせいでも、メンタルが弱いせいでもありません。

身体が、過去の経験を記憶しているだけです。

心をいくら変えようとしても変わらないのは、当然のことです。感情は身体が作っているから。

でも逆に言えば、身体からアプローチすれば、変わることができる。

「何をやっても変わらない」と諦めていた方ほど、ぜひ一度、身体の側から考えてみてほしいんです。


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樋渡 旭(Hiwatari Akira)
EHI認定エムレス(EmRes®)インストラクター/施術士
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