
もう、変われないのかもしれない──そんなあなたへ

カウンセリングに通ってみた。
薬も試してみた。
ノートに感情を書き出し、自分と向き合う努力もしてきた。
けれど、ふとした瞬間にまた押し寄せてくる不安や緊張。
同じことで繰り返しイライラしたり、落ち込んだり。
「まただ…」「なんで私はこうなんだろう…」
そんなふうに、自分の感情にふりまわされてしまうことに、
もう疲れてしまってはいませんか?
エムレス(EmRes®︎:Emotional Resolution®︎)は、
その「終わらない感情のループ」から抜け出すための、まったく新しい方法です。
それは、考えることでも、我慢することでもなく、“身体の感覚”に意識を向けることから始まります。
なぜ私たちは、感情にふりまわされるのか?
感情は、本来「一時的な反応」にすぎません。
怒りも不安も、危険を察知して身を守るための正常な反応です。
しかし、それが何度も繰り返し起こり、過剰になり、日常生活に支障をきたすとき、
そこには「心に引っかかったままの感情」が隠れています。
私たちの脳は、過去に処理しきれなかった感情のともなった体験を、
無意識の中に“記憶パターン”として保存しています。
そして似たような状況や刺激に出会うと、まるで自動再生のように当時と同じ身体の反応を呼び起こしてしまうのです。
これが、不安・パニック・怒り・自己否定などが「繰り返される」理由です。
エムレスとは?──感情を“感じて終わらせる”方法
エムレスは、こうした無意識の感情反応パターンにアプローチし、
根本からその反応を「完了」させる技法です。
特徴的なのは、「考える」ことや「感情を言葉にする」ことをほとんど必要としない点になります。
代わりに行うのは、感情が生じたときに身体に現れる“感覚”に意識を向けるという、とてもシンプルなプロセスです。
このアプローチは、フランスのセドリック・バーテリー氏によって体系化され、
現在では脳科学をベースに、欧米や日本でも広まりつつあります。
脳科学で読み解く、感情の“書き換え”
私たちが感情を感じるとき、脳の中で中心的な役割を果たしているのが「扁桃体(へんとうたい)」です。
扁桃体は、過去の記憶や危険な経験をもとに、「瞬時に反応を起こす」警報装置のような存在です。
たとえば、かつて電車でパニックを経験した人が、電車に乗ろうとしただけでドキドキしたり呼吸が浅くなったりするのは、
扁桃体が「また危険なことが起きるかもしれない」と判断して、身体を反応させているからです。
そして重要なのは、この反応は“理屈では止められない”ということ。
どんなに「もう大丈夫」と頭で思っても、扁桃体の反応は自動的で強力です。
ところが、感情の渦中に現れる身体の感覚に意識を向けることで、
この扁桃体の反応に“安全”を知らせることができると、神経科学の研究では示唆されています。
つまり、
身体が「大丈夫」と感じた瞬間に、脳も反応を完了させる
──これが、エムレスの中核にある考え方です。
他のアプローチとどう違うのか?
アプローチ | 方法 | 効果の対象 | 特徴 | 感情の根本解消 |
---|---|---|---|---|
カウンセリング | 話す・考える | 思考・感情の整理 | 対話による気づき・支援 | △(状況により効果) |
薬物療法 | 薬で抑制 | 神経伝達物質の調整 | 症状の緩和・即効性 | ×(一時的) |
認知行動療法(CBT) | 思考を変える訓練 | 認知パターンの修正 | 自助努力を重視 | △(効果までに時間) |
エムレス | 感覚を感じる | 無意識の反応パターン | 短時間・身体アプローチ | ◎(深い変化) |
エムレスは、思考や言葉よりも「身体感覚」という“非言語的な情報”を扱うことで、
脳の深い層(自律神経系・情動記憶)に直接アプローチし、根本的な変化を促します。
セッションでは何をするの?
エムレスのセッションは、専門の施術者と1対1で行います(主にZoomを使って行われますが対面でも可能)。
進め方はとてもシンプルです。

1.まず、困っている感情が出てくる場面を軽く思い出してもらいます。
2.そのときに身体に現れる感覚(胸の締めつけ、胃のムカつき、喉の詰まりなど)を感じてもらいます。
3.施術者がガイドしながら、その感覚が変化するまで「ただ感じる」時間を一緒に過ごします。
4.ほんの数分ほどで、身体が自然に「もう大丈夫」と感じ、反応が落ち着きます。
一度このプロセスを完了させると、同じ場面に出会っても以前のような強い反応が起きなくなります。
実際にあった変化の一例
・パニックを抱えていた60代の女性:手術中にパニックになり怖くて延期していたが、セッション後は落ち着いて手術を受けられた。
・人間関係で自己否定を感じていた20代女性:自己否定が強く何かあるとすぐに落ち込んでしまい、人に気を使ってしまい疲れやすく、仕事が続かないという方がエムレスのセッションを受けてから、周りからポジティブになったと言われるようになり、落ち込むことがなくなった。
・閉所恐怖症・高所恐怖症の40代女性:急きょ高層ビルの上階で働くことになり、働くことになるフロアに初めて行った時に狭さと高さでパニックになり、その後にエムレスのセッションを受けたら何も気にせず働くことができるようになった。
あなたの中にも、“変わる力”はある
エムレスは、外から何かを加えるものではありません。
あなたの中にある「自然に落ち着く力」を、やさしく引き出す技法です。
・自分と向き合うのがこわい
・何度やっても変わらなかった
・でも、このままではいたくない
そんなあなたにこそ、
「やってみようかな」と思える小さな希望になればと思っています。
感情は、ちゃんと終わらせることができます。
そしてその先には、「もっと楽に生きていい自分」が待っています。